2011年8月2日
「綺麗に纏まろうとする事」の効用
「人間の成長は必ずしも年齢に比例しない。」、もっと言うと、「人間は同じ失敗を繰り返すことがある。」ということを、ある架空の警部が教えてくれた。人に迷惑がかかることや、工夫すれば防げるような技術的な失敗を繰り返すのは善くないが、もっと大きな視点で、生活の流れというか、人間関係の流れというか、仕事の流れというか。中長期的な「流れ」の中では、同じ失敗を繰り返すこともあるのではないだろうか。
逆に言うと、「1回失敗したのだから次は綺麗にまとめなければならない。」という想いは、分からなくもないが、時には過度のプレッシャーになり、自分の力を十分に発揮できない。失敗を正当化するわけではないが、要は「自分の力を最大限出すため」の条件として、失敗について思い悩むことにどれだけの価値があるかについては、その都度考えた方がよいと思う。結局は自分との闘いなのだから、自分のネガティブな面に固執してしまうと、結果が出ないのではないだろうか。これは、あるアスリートが教えてくれた。