芸術的経営者を追求する、江幡公認会計士税理士事務所の心のブログ

月: 2011年2月

日本の素晴らしさの一つ~海~

 マリーナのある某ベイサイド。本日はお日柄もよく、ランチの後に散歩をした。ふと海面を見ると、その透明度に驚いた。海の底が見えるのだ。船の行き来も多い。オイルまみれになってもよいはずなのだが、ここの海は素晴らしくきれいだ。
 ソーダ水の中を貨物船が通るような景色であった。

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インタヴュー①

 いつもお世話になっている美容師と、会計について話をした。美容院を経営する彼にとって最も身近な会計は、税務会計と管理会計だ。彼によれば、初めのうちは税務署に教えてもらいながら、今まで2月下旬までには所得税の確定申告書を提出しているとのことである。そもそも、帳簿を毎日付けており、決算時になんら焦ることはないとのこと。それよりも、毎日のように帳簿を付けていないと、どれだけ儲かっているかという損益状況と、今度採るべき行動が読めないので、そもそも自分にとって会計は必要だとのことであった。
 目から鱗であった。身近に、しかも、白色申告の方で、ここまで会計を理解している人がいるとは。さらに彼は言う。「この時期になって帳簿をつけていないと焦るのは、経営者として失格だ。」「自分でやらない・できないくせに、(税理士などの)専門家には金を払いたくない、というのは、おかしいね。商売やめた方がいいね。」と。
 はっきり言って、彼は自分にかなり厳しい方だと思うが、時には、彼の言ったようなことを自分に対してもお客さまに対しても明確にする必要があるかもしれない。「(お客様が)大変だろうからお手伝いする。」という気持ちも必要だが、それだけでは、長い目で見て、お客さまにとっても良くないということだ。自分で事業をやるということは、そういうことだ。本日もいい勉強をさせてもらった。

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弁護士の確定申告

 白色申告の場合の収支内訳書(弁護士用)は平成22年度から廃止となりました。そもそも、収支内訳書(弁護士用)日本全国の統一様式ではなく、東京局でのみ提出が求められていたものでした。
 ちなみに、青色申告の場合はそもそも収支内訳書は提出しません。貸借対照表と損益計算書を提出すれば足ります。
 なお、老婆心ながら、確定申告書・第二表の「所得の内訳(源泉徴収税額)」欄ではスペースが足りない場合は、別途、「所得の内訳書」を提出する必要がありますので、「所得の内訳書」作成に必要なデータをまとめておく必要があります。とはいえ、そのデータは売上を集計している過程で結果的に整理されますので、特に追加的な作業ではありません。

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脱力

 今日は思い切って「休む」と決めた。そんな日に限って自分にとって勉強になるテレビ番組に出会うことができるのだが、今日も例外ではない。4番組連続で見入ることになった。一方で、毎月1回は自分を振り返り、反省する時間を取ろうと決めていたのだが、今日をその日に当てようと考え、反省してみた。
 今年に入ってから、自分なりに精力的に頑張っていたつもりだが、裏を返せば、力が入り過ぎていたようにも思える。力が入るということは、ある意味、現在の自分を受け容れておらず、自分を痛めつけていることにもつながる。自分を痛めつけることは、それは「抑圧」であり、どこかで「歪み」となり、何かが起きることになる。これは私自身に限ったことではなく、世の中の人々すべてに言えることだろう。体調が悪くなったり、情緒不安定になったり、酒に溺れたり等々、様々な何かが起こるはずだ。私の場合は、特に心身に異変が生じたり、酒に溺れることはないのだが、自分の言動を振り返ってみると、日々の生活・仕事・趣味・社交等々で、「ちょっと力が入ってんじゃないのか?」と思えることばかりであった。
 私のメンター的存在であるO氏は言う。「すべては『脱力』だ。」と。最近は仕事のことばかり考えていた。まるで、「仕事のことばかり考えていれば仕事がもっとうまくいく。」とでも勘違いしていたかのように。今思うと怖いことだが、土曜日にクラシック音楽のコンサートに行った際、音楽そのものを楽しんだのは楽しんだのだが、演奏している楽団のビジネスの状況、楽団員達の人間模様、観客の平均年齢等々を考えてしまっている自分がいた。良く言えば「視野が広い」だが、悪く言えば「考え過ぎ」だ。純粋に音楽だけを楽しんでいればよいのにだ。
 そこで、以前からやろうやろうと思っていたことをとうとうやった。「脱力」という文字を書いて見えるところに貼ることだ。「脱力」という文字を書くことすらはじめは力が入っていたので、思い切って大胆に書くことにして書いたのが写真だ。ただ、一つ言えるのは、おそらくこの繰り返しだということだ。力が入っていた時の自分も自分だし、起こった事は起こるべくして起こった事だ。そこに気付いた時に、弊害があれば、軌道修正すればよい。あと、そういえば、お世話になっている美容師のK氏の言葉を思い出した。「2日悩んだら終わりね。それ以上悩んでも解決しないし精神的にきつくなるからね。」と。これもある種の「脱力」だと思う。

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【消費税】納税地

1 国内取引に係る納税地
(1) 法人の納税地
イ 内国法人・・・その法人の本店又は主たる事務所の所在地
ロ 外国法人で国内に事務所等を有する法人・・・その事務所等の所在地
(注) 人格のない社団等の本店又は主たる事務所の所在地は、次に掲げる場合の区分に応じ次によります。
(イ) 定款、寄附行為、規則、規約等に本店又は主たる事務所の所在地の定めがある場合・・・その定款等に定められている所在地
(ロ) (イ)以外の場合・・・その事業の本拠として代表者又は管理人が駐在し、人格のない社団等が行う業務が企画されている場所
(2) 個人事業者の納税地
イ 国内に住所を有する者・・・その住所地
ロ 国内に住所を有せず居所を有する者・・・その居所地
ハ 国内に住所及び居所を有せず事務所等を有する者・・・その事務所等の所在地
(注) 所得税の納税地について、住所及び居所を有する個人事業者が居所地を納税地として選択したり、住所又は居所のほかに事務所等を有する個人事業者が事務所等の所在地を選択した場合には、消費税の納税地もその選択した居所地又は事務所等の所在地となります。
(3) 納税地の指定
  (1)及び(2)による納税地が、その事業者の行う資産の譲渡等の状況からみて納税地として不適当であると認められる場合には、その納税地の所轄国税局長又は国税庁長官は納税地を指定することができます。
2 外国貨物に係る納税地
 保税地域から引き取られる外国貨物の納税地は、その保税地域の所在地です。
(消法20~23、26、通法21、消令42~44、消基通2ー2ー1)

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【所得税】納税地

 所得税の確定申告書は、提出時の納税地を所轄する税務署長に提出することになっています。
 1 納税地について主なものを三つ説明します。
 (1) 納税地とは一般的には住所地になります。つまり、国内に住所がある人は、その住所地が納税地になります。
 住所とは、生活の本拠のことです。生活の本拠かどうかは客観的事実によって判定されます。
 (2) 国内に住所がなくて居所がある人は、その居所地が納税地になります。
居所とは居住する場所のことです。
 (3) 亡くなった人の所得税の確定申告をする場合には、相続人の納税地ではなく、亡くなった人の死亡時の納税地となります。
 2 納税地の特例
 (1) 国内に住所のほかに居所がある人は、住所地に代えて居所地を納税地とすることができます。
 (2) 国内に住所又は居所のいずれかがあり、しかも事業所などがある人は、住所地等に代えてその事業所などの所在地を納税地にすることができます。
 納税地の特例を受けようとする人は、いずれの場合にも、本来の納税地を所轄する税務署長と特例により納税地とする場所を所轄する税務署長の両方に、納税地の特例を受けたい旨の届出書(「所得税・消費税の納税地の変更に関する届出書」)を提出してください。
(所法15、16、所基通2-1、通法21)

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提出した確定申告書の間違いを法定申告期限の前に発見した場合

Q
 所得税の確定申告書を2月16日に提出しましたが、翌日確定申告書の控を見直ししたところ、計算誤りがあり、正しく計算すると納める税額が増えることが分かりました。申告書の内容の訂正は可能ですか。
A
 法定申告期限内に同じ人から確定申告書が2以上提出された場合には、法定申告期限内にその人からの特段の申出がない限り、その2以上の申告書のうち最後に提出された申告書を、その人の申告書として取り扱うことになっています。したがって、法定申告期限までなら、正しい計算に基づいて作成した新たな確定申告書を、提出することができます。
(注)
1 先に提出された申告書が還付申告書で、かつ、その還付金について既に還付の処理が行われている場合には、この取扱いができないことがあります。詳しくは、直接税務署にご相談ください。
2 法定申告期限を過ぎた後で、確定申告書の記載内容の誤りを訂正する場合には、修正申告又は更正の請求によることになります。
(所法120、所基通120-4)

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報酬額と気合い

 人にもよるだろうが、適正報酬を頂くのが難しい時がある。もちろん、相手のあることなので、杓子定規に報酬を決めて適用するわけにはいかないが、少なくとも、自分が働いた分に見合う報酬を「必ず」頂く必要があると実感したことがあった。
 この仕事は、ボランティアではなく、ビジネスとしてやっているので、無償など論外、よほど戦略性のない限り、低報酬で引き受けるわけにはいかないし、引き受けない方がよい。事務所家賃、水道光熱費、通信費、各種会費、損害保険料、交際費等々、様々な「コスト」が発生している。自分自身の生活費も確保しなければならない。この仕事は、物品の販売のような形があるわけではないので、相手によっては「なるべく安くしたい」と思う人もいるが、安くするにもビジネス上限度があるし、お互いのためにも良くない。仮に安く引き受けたとすると、お客様の「コスト意識」が希薄になり、ゆくゆくはお客様のビジネスにとっても良くない。「仕入れは安くして自分は儲ける」という発想でいると、おそらく相当高い確率で「損失」となって自分に返ってくる。
 また、低報酬は自分自身の仕事に対する姿勢に対しても良くない。どんな仕事であれ手を抜くつもりなど毛頭ないが、無意識の次元で強弱が付いているのは否めない。それが気合いにも影響を及ぼしているだろう。確かに、この仕事に限らず一般的に、数百億円の仕事と数万円の仕事では、緊張感は違うだろう。「金額的重要性」という言葉があるように、ランク付け、悪性性の判断等々で、「金額」は非常に重要である。「カネ」に走るのは悲しいが、「お金」が重要であることは、「コスト意識」の観点からも重々認識しておくべきである。

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珈琲を飲む器の色

 私の叔父・叔母は喫茶店を経営しており、幼い頃からよく出入りしていた。したがって、長い年季の結果もあり、珈琲を殊のほか好み、自宅や事務所では欠かせない。
 ワケあって、これまでは濃い茶色のマグカップで珈琲を飲んでいたのだが、どうもしっくりきていなかった。マグカップの色と珈琲の色とが同化し、珈琲の存在が明確ではない。そうすると味もいまいちだ。そういえば、以前、叔母が言っていた。「好みもあるけど、珈琲を飲む器はやっぱ白よね。」と。ここにヒントを得て、マグカップを替えてみた。ちょうど自宅にストックしておいたマグカップ(上写真)があったのだ。I県M市の京成百貨店で買い求めたもの。チェコ・ボヘミアのブルーオニオン・シリーズと言うらしい。ブルーオニオンとは、あざやかなコバルト色で描かれた玉ネギ模様のことで、16世紀に中国で生まれたザクロ模様が、18世紀のヨーロッパでロココ様式の影響を受け、人々のユーモアによって玉ネギ模様に変化したものだそうだ。器に描かれたすべての模様には東洋哲学に由来するといわれる意味があるとのこと。
 やはり、「大陸」のスケールは大きいですな。。。

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走行距離不明

 三連休最後の日はようやく晴れた。雪の日はそれはそれで趣があり、街ゆく人々にも温かさが感じられ、私はすきなのだが、如何せん、晴天の日でないと乗れない車に乗っているので、晴れの日の休日は待ち遠しい。
 そんなわけで、実家にいる甥の顔を見るのとドライブを兼ねて、I県M市に向けて車を飛ばした。風が強く、橋の上では風の洗礼を受けて多少は恐ろしい思いをしながら走った。最近思うのだが、高速道路における運転マナーがよろしくない。追い越し車線をトロトロと走っている車、後方の車間距離を確認せずに進路変更する車、車線を守らない車等々。自分の身は自分で守るしかない。
 ふとスピードメーターを見ると、走行距離が50,000km(性格には50,009km)を示していた。無論、純然たる50,000kmではない。一体、何十万50,000kmなのだろうか。1967年に生産されて以来44年。どれだけ走っているのか。走行距離は不明である。

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赤プリ


 ここ数日、父親が所用で赤プリに滞在していたので、昨晩は私も赤プリに宿泊した。残念なことに、日本の顔である赤プリは、この3月をもって閉館となる。非常に残念である。上写真は、プリンス通りに面している旧館である。旧館は1930年竣工の旧李王家邸を改装したものである。今朝、3階のポトマックで食事をしたのだが、席がまさに旧館の目の前だったので撮影した次第である。下写真は3747号室。37階からの眺めは絶景だ。
 最近は父親が頻繁に赤プリに宿泊するので、お互いに都合が付く限り、一緒に食事をし、そのまま私も宿泊することがある。今回も例によってそんな運びになったのだが、近い将来に無くなってしまうものについては、名残惜しさを感じるものだ。赤プリはもはや一企業のビジネスの範疇に収まらず、日本の顔であるという面があると思う。「無くなる時」が近付くと急に名残惜しくなる。今にして思えば、もっと収益に貢献しておくべきだった。そんな思いで、最近は、朝食に赤プリのパンを買い求めることが多い。
 赤プリよ、おつかれさまでした(まだ終わっていないが)。

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状態を整えてから主義

 「くそ~っ、なにやってるんだ!」という感じなのだが、今日は早起きして執務スペースを整え、落ち着いたのが今だ(途中、ビックカメラに行ったが)。昨日、IKEAで大量に買い物をし、午前中一杯かかって組み立てを行った。御経験の方には解かると思うが、IKEAの家具類の組み立ては相当きつい。本日は書棚1個、引出2個、扉付収納2個、間仕切り1個だ。
 私は、何か(特に仕事や勉強)を始める前には、身辺を綺麗にしておきたい性質だ。この点は、慶應義塾大学商学部T教授も同様だそうだ(「同様」というと私と同列のようで怒られそうだが)。書類等が散乱している中で仕事をするのは耐えられないのだ。ちなみに、私は、仕事をしていて書類が散らかりそうになると、一呼吸おいて書類を整理する。この方が仕事の効率が滅法良い。
 写真は、新調した机と本日組み立てた書棚等だ。これからやっと仕事に取り掛かる...

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心機一転~マネジメント・デスク~

 ワケあって(慶應義塾大学商学部T教授風に)、机を新調しました。ワケあって、幅180cm、奥行85cm、高さ70cmのサイズにしました。やりすぎた感はありますが、広々と余裕をもってスペースを使えるので、心地よさがあります。毎日使うものなので、こだわって選びました。R天でかなり調べまして、最後は2つの候補に絞られましたが、最近は何でも「国産」がよいと考えています。素材等について友人の建築士Eにもアドバイスを頂いたりして、結局、KOKUYOの「MG-S37DF1885-P1YN」というものにしました。ちなみに、奥の本棚が整然としていませんが、これは一時的な状態であり、可及的速やかに整理整頓する予定です。
 さて、頑張って仕事します。

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Piano

 写真は、高校時代からの友人IからいただいたRolandの電子ピアノである。彼が音大受験時代から使用していた非常に貴重なものなのだが、ピアノも防音室も新しいものに買い替えるとのことで、ありがたく頂戴することにした。
 私も以前は電子ピアノを持っていたのだが、ワケあってそれがなくなることになって久しかった。そんな折、本年正月に久々に友人Iに会い、この話が出た。「捨てる神あれば拾う神あり」とはまさしくこのことだ。ちょうど最近、ラッパの練習を再開したのだが、コードごとに音階をとりたいと思っていたし、これまでピアノで弾いた私のレパートリーを再び弾けるようになりたいと思っていたので、本当にありがたいことである。

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父親

 本日は慌ただしい、肉体労働の日であった。心機一転、事務所の机とキャビネットを新しくするため、これまで使用していた机とキャビネットを、午前中に事務所から自宅まで運んだのだ。一人ではできないのだが、都合のつく友人がつかまらず、父親にサポートしてもらうことになった。また、大きなものなので普通の車では運べないことから、私のお客様から軽トラを借りた上で運ぶことになっていた。さらに、机とキャビネットを運んだ後、私は、友人Iから電子ピアノをもらうことになっていた。ただ、その友人Iは夜にならないと自宅に戻らないことから、夜までの時間を父親と過ごすことになった。つまり、本日は、午前の部の配送と夜の部の配送の2本立てと、午後の部は自由時間となったわけである。
 午前の部終了後に軽トラを返したわけだが、そのお客様の所在地は川口市。川口といえば川口オート。私も一度行ってみたいと思っていたし、父親がオートバイが好きなので、午後の部の自由時間は川口オートに行くことにした。オートレースと言えば、私が高崎市に住んでいた頃、父親に伊勢崎オートに連れて行かれたことを鮮明に記憶している。当時は、私はオートバイや車にさほど興味がなかったことから、オートレース場に鳴り響く爆音やオイルの焼けた匂いは好きではなかった。ちなみに、父親も、幼い頃に叔父に大井のオートレースに連れて行かれた記憶があり、それ以来オートバイが好きになったそうだ。血は争えない。子供というものはなんと純粋無垢なのか。あらゆることに刺激を受け吸収し、自らの人格を形成していく。
 さて、第10レースから参加したわけだが、父親は4,000円ほど投資して回収額ゼロ。私は1,000円投資して回収額1,440円。そもそもギャンブルを目的にして来たわけではなく、オートレースの雰囲気を味わいに来たから結果はどうでもよいのだが、父親が嬉しそうに楽しんでくれたので、それがなによりだった。
 ある出来事を契機に、その出来事から副産物を得た。その副産物とは家族の絆の強化だ。もともと私の家族は普通にワークしている家族であったが、最近は結束がより強固になった。これからも機会があればこうやって家族と接し、家族のことをもっと知りたいと思っている。

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本質は国境を越える

 本日午前中は、台湾人のお客様を訪問した。源泉徴収等の手続的なことから今後のビジネスのことについて協議したわけだが、私がふと、彼女がビジネスを始めるきっかけについて質問したことがきっかけで、その後30分以上話し込んでしまった。
 彼女曰く、「30代は数々の困難があるが色々なことへのチャレンジを恐れないこと、40代はこれまでやってきた中で絞られたビジネスについてKeep Tryingだ!Keep Tryingしないで諦めてしまうとその先の境地(いわゆる成功)に行けない。困難はあるだろうが続けることだ。」と熱く語っておられた。おもわずメモしてしまったところ、ウケた。
 お客様から学ぶことは多い。一生懸命お客様をサポートしながら自分も成長する、これこそ、独立開業の醍醐味だ。

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ストレス発散

 本日も充実した日々でした。午前中から記帳代行の入力作業、午後も同作業。ただし、午後は、先輩会計士のA氏から連絡があり事務所近くをお茶をしながら情報交換、九段会館で税理士関係の手続、そしてまた入力。夜は私のクライアントでもあり、今後協業によりお互いの発展を確認するためのミーティング等々。その後、高校時代の友人とお互いに羽を伸ばしながら情報交換。
 と、これだけだと、よくありがちな単なる日記的Blogになってしまいますが、そうではなく、改めて気付くことがあります。最近はなんだかんだ言ってストレスが溜まっていました。もっと言うと、ストレスをストレスと感じないままストレスがありました。人間の行動は正直にできています。ストレスが溜まっているときはおかしな行動をします。ストレスが溜まっているとバランスを崩します。
 みなさん、ストレスが溜まっている自分を認めましょう。そして、人に迷惑をかけずに(=変なことを言わない、変な行動をとらない等々)ストレスを発散しましょう。当たり前のことなのですが、ついつい無理をしてしまうものです。この点は、本日最後の行動である友人との情報交換で再確認できました。この友人は最近転職をしました。しかし、彼はいい意味で「脱力」しているので、どんな環境でもやっていける人間です。そして、人並みにやることをやっています。たまにはバカ騒ぎしてますか?バカな話をしてますか?恰好をつけないで、ストレス発散しましょう。自分のためです。人のためです。いい仕事のためです。

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預貯金の利子(個人所得税)

 利子所得は、10種類ある所得の1つで、「預貯金(銀行預金・郵便貯金)・債権・公社債」などから得た利子(所得)のことである。基本的に必要経費などの控除がないため、「利子所得=収入金額」となり、この金額が課税所得となる。一般的に、利子所得は、「源泉分離課税」の方式で税金が徴収されるので、確定申告の必要はない。つまり、すでに税金が差し引かれた形で利子が支払われている。利子所得の税率は一律20%(所得税15%・住民税5%)」となっている。
 ただし、気をつけなければならないのは、まず、「収入金額=手取金額÷80%」という点である。預金通帳に印字されている金額は手取金額なので、その金額を80%で割り返して収入金額を把握する必要がある。また、「事業用の運転資金に係る預金利子は利子所得となるが、源泉分離課税されているので、確定申告する必要はない。」ということが分かっていたとしても、会計処理において、
(借)預金   80(貸)受取利息 100
   源泉税  20
(借)預金   80(貸)雑収入  100
   源泉税  20
 などと仕訳をきってしまうと、事業所得として計上されることになってしまい、源泉分離課税されている利子について再度課税されることになるし、さらに、源泉分離課税により徴収された税額は税額控除の対象にならない。したがって、会計処理については、例えば、
(借)預金   80(貸)事業主借  80
 といった仕訳をきることになると考えられる。

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2011年2月開始!!!

 2月と言えば節分です。節分とは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことであり、「季節を分ける」ことをも意味しています。なお、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらいが豆撒きですね。さて、「鬼」という言葉を聞くと、「泣いた赤鬼」を思い出さずにはいられません。以下は泣いた赤鬼の概要です。幼い頃に母に絵本を読んでもらい、心底悲しくなって泣いたことを何となく覚えています。絵本は人間の心にダイレクトに響きますし、非常にシュールなものです。
山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」と書いた、立て札を立てました。
けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えてやりました。
青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて、青鬼をこらしめる。そうすれば、人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう、と言うのでした。しかし、それでは青鬼にすまない、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。
計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。こうして、赤鬼には人間の友達ができました。赤鬼は、とても喜びました。しかし、日がたつにつれて、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねて来なくなった、青鬼のことでした。
ある日、赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が、かたく、しまっていました。ふと、気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。そして、それに、何か、字が書かれていました。
「赤鬼くん、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と付き合っていると、君も悪い鬼だと思われるかもしれません。それで、ぼくは、旅に出るけれども、いつまでも君を忘れません。さようなら、体を大事にしてください。どこまでも君の友達、青鬼。」
赤鬼は、だまって、それを読みました。二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、なみだを流して泣きました。
 これは本物の「愛」です。青鬼になるのは無理だとしても、少なくとも、1つ1つの目先の損得にこだわらず、「損して得取れ」の余裕をもって、人や物事に接したいと考えています。まだまだ未熟ですので、足元の状況に余裕がないと大らかさを失いがちです。大人になると、他人はいちいち「指摘」してくれません。他人に指摘を求めること自体が甘えです。昔々、金八先生が言っていました。「自分の頭で考え、自分で決断し、自分で責任を取れ。」と。

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