芸術的経営者を追求する、江幡公認会計士税理士事務所の心のブログ

月: 2010年6月

幸福論③

 本日の午前中は、印鑑証明を取得するために区役所に行った。家からは近いが、地下鉄の駅から距離のあるところにあり、印鑑証明を取得して駅まで行くのに、しばらく歩くことになった。「クソ暑いな。」と思いつつ歩いていたのだが、ふと、木々の緑が美しく見え、空を見上げると太陽がいかにも夏らしくさんさんと輝いているのが微笑ましく思え、「ああ、日本には四季があり、夏のこの暑さも、汗が出るのも、心地よいな。」と、「幸せ」を感じたのであった。
 一旦幸せを感じてしまうと、電車に乗っても、居眠りをしている茶髪の女性が寄りかかってきても不快には思えず、目の前のあまり品のないおじさんを見ても、微笑ましく思える。いろいろな表現の仕方があると思うが、人間は勝手なものであり、同じ自分自身でも、ある時は意気消沈し、ある時は質実剛健になる。実のところ、ここ2週間くらいは仕事があまり乗らないことが多かったのだが、本日、「自然の立派さ」に元気をもらったのである。自然は偉大である。また、都心にいても自然を感じることはできる。
 「すべては自分次第である。」ということを、ここ2週間くらい、忘れていました。

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両親の健在に感謝

 私自身がもう35歳。両親は60歳代となった。60歳というと「老」という文字がちらつかないわけにはいかないが、たしかに、「老」なのである。ある本によると、親と同居していない場合に親と共にすることが時間は、相当限られてくるとのこと。確かに、こちらはこちらで日々の生活が流れていくため、「親に会う」ことを意識しないと、親と会う機会はめっきり少ない。
 「親孝行」らしいことはまったくできていないが、最近は、「親に会う」ことを意識している。やはり何といっても、自分の一番の理解者は親だ。母は常々言う。「子供はいつまでたっても子供だよ。」と。嬉しい限りだ。心強くもある。しかし同時に、一抹の不安が頭をよぎる。というのも、親はいつか死ぬ。親に甘えているつもりはないが、心のどこかで甘えていることは否定できない。こんなことでいいのだろうか、早く確固たる「軸」を確立しなければ、自分は親が子供にしてきたように出来るのだろうか、などと、「焦り」のようなものが出てくる。一方で、ある女優は、「親が生きている間はとことん甘えてよい。」と言う。その意味(特に親の立場から)もわかる。
 いずれにせよ、いま両親が健在なことは何よりの幸せである。6月21日は父親の63歳の誕生日だ。感謝しなければならない。

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Nguuさん

 ベトナム・ホーチミンの事務所で秘書的なことをやってくれていたNguu(グー)さんが、7月から日本に留学するとのことである。大学で日本語学を専攻し、結構日本語を操れるのだが、本人としては、現在の自分のレベルに納得がいかないのだそうだ。私としては、ベトナムで日本語に触れた仕事をやりながらブラッシュアップする方法も勧めてみたが、本人の決意は固かった。彼女にはベトナムでお世話になったことだし、今後も何らかの形で関係を維持できればと考えている。

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Fairlady その1

 本ブログのプロフィールにも記載しているが、私の趣味の1つは「古い車」である。理由を言葉で説明することは困難である。ただ、小さい頃、トンネル内で車のテールランプを見ただけで車名を言い当てられたし、数え切れないほどのミニカーを所有していたし、とにかく、古い車を見ただけでワクワクするのだから、よっぽど好きなのであろう。とにかく、音・見た目・匂いなどがたまらなくいいのである。

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公認会計士が構成する組織について

 2010年6月16日付けで、それぞれ独立した4人の公認会計士が、各自の独立を維持しつつも、1つの屋号を共有することにした。
 以前から議論していたことではあるが、複数の独立公認会計士が集まって仕事をする場合、その組織の在り方が問題となる。この点、BIG4などの大組織で公認会計士が働く場合、そもそも上下関係があり、指揮命令系統も明確なため、一般事業会社の組織と同様である。一方、複数の独立公認会計士が集まって仕事をする場合、その組織をどう考えればよいのかというと、結論としては以下のようになった。
「各会計士がピンであることが大前提である。ただし、プロジェクト・ベースでは、エンゲージメントを維持するインチャージ会計士の業務負担を考慮し、報酬で明確に報いることを徹底する。その意味では一時的な上下関係を作る。」
 組織を長く維持していきたいのであれば、結局のところ、「役割」と「報酬」を明確にするしかない。これは自分自身も身をもって経験したことだ。家族や無二の親友ではない以上、「気持ち」で何でも解決するということはありえない。
 昨晩はこんなことを皆で議論していたわけであるが、今となっては率直にモノを言い合える仲になっており、いい話し合いができた。

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