2011年7月9日
ROMANCE~百聞は一見に如かず~
私にはあるトラウマがあって、いわゆる「球技」には親しんでこなかった。そのトラウマだけが原因ではなく、そもそも、スポーツよりも音楽の方に強く興味を持っていたということが大きいのだが、いずれにせよ、球技には興味を持たないで大人になった。そんな私も、昨年にゴルフを始めたわけだが、球技の最たるものである「野球」なんてものは、やはり興味がなかった。一方で、高校時代の仲間は、草野球チーム(ソフトボール)を結成し、もう10年近く活動しているのではないだろうか。球団名は「ROMANCE」。上記の通り、私は野球に興味がなく(というより、「どうせ自分には向かない」と諦めていた節もある)、1回も顔を出したことがなかった。
ところが、何が私を駆り立てたのか分からないが、今回は「とりあえず観戦してみよう。」と思えたので、重い腰を上げて芝公園の球場へ向かった。ナイターだ。写真のように、東京タワーが見えて、木々の緑もあり、そこにいるだけで気持ちがよい。そして、ユニフォーム姿の友人たちが凛凛しく、頼もしい。プレイボールになると、観ているだけでもわくわくする。一方で、自分が勝手に思い込んでいたほど、皆が卓越した運動技術を持っているわけではない(失礼な話だが、友人達もそう言って私に参加を促してくれた)。「これならやれる!いや、自分もやってみたい!」。心の底からそう思えたのだ。
やはり、百聞は一見に如かずだ。「思い込み」は自分の可能性を狭めることにつながる。しかし、今からでも遅くない。形から入る私は、早速ユニフォームを注文する。自分も次回はプレイする。こうして今後も自分の可能性を広げていくつもりだ。