2011年2月14日
珈琲を飲む器の色
私の叔父・叔母は喫茶店を経営しており、幼い頃からよく出入りしていた。したがって、長い年季の結果もあり、珈琲を殊のほか好み、自宅や事務所では欠かせない。
ワケあって、これまでは濃い茶色のマグカップで珈琲を飲んでいたのだが、どうもしっくりきていなかった。マグカップの色と珈琲の色とが同化し、珈琲の存在が明確ではない。そうすると味もいまいちだ。そういえば、以前、叔母が言っていた。「好みもあるけど、珈琲を飲む器はやっぱ白よね。」と。ここにヒントを得て、マグカップを替えてみた。ちょうど自宅にストックしておいたマグカップ(上写真)があったのだ。I県M市の京成百貨店で買い求めたもの。チェコ・ボヘミアのブルーオニオン・シリーズと言うらしい。ブルーオニオンとは、あざやかなコバルト色で描かれた玉ネギ模様のことで、16世紀に中国で生まれたザクロ模様が、18世紀のヨーロッパでロココ様式の影響を受け、人々のユーモアによって玉ネギ模様に変化したものだそうだ。器に描かれたすべての模様には東洋哲学に由来するといわれる意味があるとのこと。
やはり、「大陸」のスケールは大きいですな。。。