芸術的経営者を追求する、江幡公認会計士税理士事務所の心のブログ

公認会計士が構成する組織について

 2010年6月16日付けで、それぞれ独立した4人の公認会計士が、各自の独立を維持しつつも、1つの屋号を共有することにした。
 以前から議論していたことではあるが、複数の独立公認会計士が集まって仕事をする場合、その組織の在り方が問題となる。この点、BIG4などの大組織で公認会計士が働く場合、そもそも上下関係があり、指揮命令系統も明確なため、一般事業会社の組織と同様である。一方、複数の独立公認会計士が集まって仕事をする場合、その組織をどう考えればよいのかというと、結論としては以下のようになった。
「各会計士がピンであることが大前提である。ただし、プロジェクト・ベースでは、エンゲージメントを維持するインチャージ会計士の業務負担を考慮し、報酬で明確に報いることを徹底する。その意味では一時的な上下関係を作る。」
 組織を長く維持していきたいのであれば、結局のところ、「役割」と「報酬」を明確にするしかない。これは自分自身も身をもって経験したことだ。家族や無二の親友ではない以上、「気持ち」で何でも解決するということはありえない。
 昨晩はこんなことを皆で議論していたわけであるが、今となっては率直にモノを言い合える仲になっており、いい話し合いができた。

EBJ

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