芸術的経営者を追求する、江幡公認会計士税理士事務所の心のブログ

月: 2010年10月

日本の技術力

 その上に胡坐をかくつもりはないが、以前から、日本の素晴らしいところを探すようにしている。ここ2年間くらいは海外に行く機会が多かったものだから、なおさらだ。
 怪我の形成外科手術をしたことは以前書いたが、改めて傷の経過を確認したところ、抜糸をしていない段階にもかかわらず、綺麗である。結局、日本が何が凄いかといえば、外国人には絶対に真似のできない「機微」である。日本人にしかない機微。これが日本の技術力を支えているのだと思う。いつから起算すればよいかわからないが、日本人のDNAには脈々と受け継がれているのでしょう。程度は別にして、自分の身の回りの方達はほとんど同様の機微を持っているだろう。そこが日本の凄いところだ。
 ちなみに、ブラタモリで丸の内の特集があった。東京駅や鉄道の高架等の土木建築についての考察があったが、明治時代の技術は、アナログだとしても、現在の技術に引けを取っていないそうだ。100年以上経過した現在でも使い続けているのだから。
 特に昔の日本人は、なんて凄いのだろう。そういう先人達に感謝し、自分もがんばろう。あと、連日マスコミで報道される日本に関するネガティブな報道について、それはそれで無視はできないが、それに振り回されるのはやめにしましょう。それより、自分の頭で考えつつ、まずは、日本の良いところを探して、ポジティブに生きませんか?

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比嘉愛未~まぶしい人~

誓います。そんな男性になります。
Notes
CMにおける芸能人登用の効果に留意が必要である。クレジットカードを変えそうな勢いである。

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プロフェッショナル~呼吸器外科医・伊達洋至~

 伊達は、患者や家族の生きたい、治りたいという強い思いにふれるたびに、元気にしてぜひ世の中に帰してあげたいと強く思い、それによって医師の力が引き出されると信じる。伊達は1998年に日本で初めて肺移植を成功させた。それも、目の前の患者やそれまで救えなかった人々が、力を与えてくれたからこそなしえたことだと伊達はいう。
 彼からの気づきは、日々鍛錬していること、毎朝ランニングをして体力維持・増強を図っていること、人に恵まれていること、謙虚であることだ。特に印象的だったのは、手術の前日に、ガーゼを人間の皮膚に見立て、縫合の練習をしている場面であった。手術中に直面した問題に対する決断も凄い。
 彼を見ていて、自分が恥ずかしくなった。00:15からの再放送を観たのだが、観終わった後、思わず、今後の方針をメモし、気持ちを新たにした。現在03:00だが、かなり目がさえてしまい、眠れそうにない。

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プロフェッショナル~お笑い芸人・松本人志~

 貧しい少年時代に、笑いを生み出す力を育んだ松本。その笑いは、見方を変えるといつもどこか悲しい。「おもしろい裏にはやっぱり悲しさがあって、悲しさの裏に、葬式でおかしくてしょうがないみたいなことになったり。なんかそういうもんの笑いってやっぱり持ってて。だからおもしろいこと、おもしろいことって考えているんですけど、ちょっと視点変えればすごく悲しくもなるし。だから笑いっておもしろいなぁって思いますね」という。
 彼からの気づきは、常に模索し続けているということ。華やかな裏でとても忙しくしているということ。ON AIR以外の彼の顔は、苦悩というか、「現状に満足していない」感が見て取れる。また、独特の視点からの企画能力は卓越しているが、それをサポートする一流の仲間が常にいることも印象的であった。
 「素人では及ばないプロの領域」こそプロたる所以だという。たしかに、そうだ。

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プロフェッショナル~仕事の流儀~

 いつものこだま639号で浜松に向かっている。東京発08:26、喫煙グリーン車。だ~れもいない。大抵は月曜日に移動するため、仕事モードへの「切り替え」を行う神聖な時間だ。
 「仕事モード」とはなにか。社会人になって働くようになってから、「働く」ことの意味を模索し続けてきた。そういえば、最近NHK番組「プロフェッショナル-仕事の流儀-」が再開された。再開第一弾は松本人志さん。今後も楽しみである。ちなみに彼のMHKは素晴らしかった。シュールさがたまらない。よくぞNHKと組んだもんだ。
 さて、プロフェッショナルとして良い仕事をするということは、ある意味、自らモチベーションを維持し、自ら勇気を持って立ち向かっていく姿であると考える。そのための流儀は人それぞれであろう。ちょっとした仕草も含む。この点、私の場合はどうだろうか。流儀などあるのか。あえて挙げるならば、
①どこへ行っても仕事スペースの整理整頓を行う。管理のための管理とならない範囲内であらゆるカテゴライズを行う。
②身だしなみをしっかりする。スーツにきちんとプレスをかける。靴を磨く。姿勢よく歩く。立ち姿を意識する。
③他人に強要しないよう気をつけながら、日本を良くする、クライアントを良くするという熱い心を持つ。
④自分を未熟だと思う。
 偉そうなことを書いたが、嘘ではない。上記のことは、常にそうありたいと思い続けている。焦ってもしょうがないことなのだが、なんとしても一流の公認会計士になることを「希求」し続けている。

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住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)

[平成22年4月1日現在法令等]
1 概要
 住宅借入金等特別控除とは、居住者が住宅ローン等を利用して、マイホームの新築、取得又は増改築等(以下「取得等」といいます。)をし、平成25年12月31日までに自己の居住の用に供した場合で一定の要件を満たす場合において、その取得等に係る住宅ローン等の年末残高の合計額等を基として計算した金額を、居住の用に供した年分以後の各年分の所得税額から控除するものです。
2 住宅借入金等特別控除の適用要件
 居住者が住宅を新築又は建築後使用されたことのない住宅を取得した場合で、住宅借入金等特別控除の適用を受けることができるのは、次のすべての要件を満たすときです。
(1) 新築又は取得の日から6か月以内に居住の用に供し、適用を受ける各年の12月31日まで引き続いて住んでいること。
 なお、居住の用に供する住宅を二つ以上所有する場合には、主として居住の用に供する一つの住宅に限られます。
 (注)贈与による取得は、この特別控除の適用はありません。
(2) この特別控除を受ける年分の合計所得金額が、3千万円以下であること。
(3) 新築又は取得をした住宅の床面積が50平方メートル以上であり、床面積の2分の1以上の部分が専ら自己の居住の用に供するものであること。
(注) この場合の床面積の判断基準は、次のとおりです。
1 床面積は、登記簿に表示されている床面積により判断します。
2 マンションの場合は、階段や通路など共同で使用している部分については床面積に含めず、登記簿上の専有部分の床面積で判断します。
3 店舗や事務所などと併用になっている住宅の場合は、店舗や事務所などの部分も含めた建物全体の床面積によって判断します。
4 夫婦や親子などで共有する住宅の場合は、床面積に共有持分を乗じて判断するのではなく、ほかの人の共有持分を含めた建物全体の床面積によって判断します。
 しかし、マンションのように建物の一部を区分所有している住宅の場合は、その区 分所有する区画の床面積によって判断します。
(4) 10年以上にわたり分割して返済する方法になっている新築又は取得のための一定の借入金又は債務(住宅とともに取得するその住宅の敷地の用に供される土地等の取得のための借入金等を含みます。)があること。
 一定の借入金又は債務とは、例えば銀行等の金融機関、独立行政法人住宅金融支援機構、勤務先などからの借入金や独立行政法人都市再生機構、地方住宅供給公社、建設業者などに対する債務です。しかし、勤務先からの借入金の場合には、無利子又は1%に満たない利率による借入金はこの特別控除の対象となる借入金には該当しません。また、親族や知人からの借入金はすべて、この特別控除の対象となる借入金には該当しません。
 詳しくは、コード1225(住宅借入金等特別控除の対象となる住宅ローンなど)を参照してください。
(5) 居住の用に供した年とその前後の2年ずつの5年間に、居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例など(租税特別措置法31条の3、35条、36条の2、36条の5、37条の5若しくは37条の9の2又は旧租税特別措置法36条の2若しくは36条の5)の適用を受けていないこと。

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Hospitality

 生まれて初めて病院に入院した。飯田橋の東京逓信病院だ。ベトナムで額に怪我をしたのだが、その怪我の見た目を良くするために、保険適用の形成外科手術を受けたのだ。13日(水)午前中に入院手続をし、午後は運転免許証の更新と仕事をしてから、夕方に本格的に入院となった。14日(木)午前中に手術をし午後は点滴を受けるなどじっとしており、15日(金)朝に退院した。2泊3日の入院生活であったが、大きくは以下の3点を学んだ。
①医師・看護師は一生懸命働いている。
②HospitalはHospitalityの集積である。
③健康が全てである。
 まず、看護師の方々は3交代制で1日中患者をケアしており、その働きぶりには脱帽だ。ほんと優しくて、ありがたい存在だった。初めは少々緊張したが、だんだん慣れてくると、大部屋の病室はホッとする場所になった。医師の先生方も頼もしかった。手術中はずっと世間話をしながら事が進んだ。確定申告で困っているというので、営業活動もしておいた。こちらが緊張しているのを察しての世間話だったと思うが、そのお陰で苦痛なくあっという間に手術が終わった。
 本日朝に退院し、飯田橋のお堀沿いを歩いていると、久々にシャバ((注)収監されたことはない)に出た感じがして、妙な解放感を感じた。私の場合は形成外科手術なので命に別条があるわけではないが、長い期間、重い病等で入院されている方々のことを思うと、やはり、何といっても健康が大事なのだと、改めて実感するのだった。創傷にはタバコはよくないと言われているが、タバコはやめられないでいる。近い将来、タバコをやめ、体力を増強し、タフな仕事を今まで以上に遂行できるよう、健康を保っていきたい。

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新米


 新米は殊のほかうまい。何と表現をすればよいのだろうか、挽きたての豆で入れたコーヒーとインスタントコーヒーとの違い、とでも言えばいいだろうか。とにかくうまい。
 新米には目がないので、実家にまで赴き、新米を入手した。精米していないので、近所の有料精米機で精米して東京に持ってきた。なお、精米すると米糠がでる。こちらはお持ち帰り自由。なんとも無駄のない仕組みである。
 精米してた米を炊いて口にする背景には、農家の方々の並々ならぬ労力があることを忘れてはならないが、精米した米はもちろんのこと、藁・米糠等、無駄なくすべて利用できるところに、先人たちの知恵というか、合理性を感じるのであった。IRRも大事だが、それらこそがほんとの意味の合理性ではないだろうか。

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歌舞伎


 新橋演舞場に歌舞伎を観に行った。友人の新聞記者がチケットを2枚くれたのだが、開演が16:30なので、なかなか一緒に行く相手が見つからない。仕方がないので一人で行ったわけだが、21:00頃までたっぷりと楽しませて頂いた。
 実は初めての歌舞伎だったのだが、大変素晴らしいものであった。会場の雰囲気は独特だし、なんだか華やかな気分になるし、日本の文化の素晴らしさを改めて実感した。3つも演目があり見ごたえもあった。言葉が昔の言い回しなので聴きとるのに難解な部分もあるが、あらかじめ筋書きを読んでおけば大勢に影響はない。場面によっては涙をそそる。
 いや~、やっぱ日本って国は凄いな。最近「美徳」について考えることがあるが、日本にはそういったことを志向してきた国でもあるのだろう。これからも日本の良いところを再発見していきたい。

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水森亜土


 文京区の弥生美術館で開催されている水森亜土展に行ってきた。当美術館は、ある弁護士が設立し、竹久夢二の作品が常設されている美術館である。
 亜土ちゃんは幼い頃から大好きであった。かなり不思議ちゃんであるが、ただの不思議ちゃんではないことが分かった。人間として尊敬の念を抱く。結婚をし、4人か5人の親族等の介護をしてきたのである。介護の秘訣は週に2階に介護休暇を必ず取ることとのことであるが、それにしてもその精神力には感服する。
 また、彼女の生き方には裏付けがある。やはり、自分の好きなことをやり続けるには並々ならぬ覚悟が必要だ。リスクとリターンをすべて自分で享受しなければならない。自分にも言い聞かせるが、諦めずに自分の信ずることをやり続けるには、勇気と忍耐が必要だ。乗り越えるべき試練を乗り越えないと明るい先はない。
 亜土ちゃんの描く、観ているだけで涙の出そうな、優しい女の子の絵は、そんな亜土ちゃんの強さに裏付けられているからこそ、優しさに溢れているのだろう。

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物を大切にする心

 同じ車でも、日々大切にされている車とそうでない車では、写真写りがまったく異なる。日々大切にされている車からはオーラが放たれるので写真写りが非常に良い。一方、あまり大切にされていない車の写真写りはいまいちである。
 私も車を大切にしている。車の師匠の指示もあり、一生懸命ワックスをかける。所詮「物」だがされど「物」。時にはその人の生きざまを色濃く形成していることもある。白洲次郎とベントレー・お洒落な服・小物、所ジョージと車・バイク・様々なグッズ。枚挙にいとまがないが、そういうものである。「それらの『物』がないとその人がアイデンティファイされない。」というのではあまりにも悲しいし薄っぺらいが、上記のようにその逆であれば、別に問題はないのではないだろうか。

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最期の時

 映画『俺たちに明日はない』で機関銃で蜂の巣にされる直前の場面。フェイ・ダナウェイ演じるボニー・クライドが、ウォーレン・ビーティ演じるクライド・バローを見つめている。なんとも愛しみのある顔である。死を察知したにもかかわらず最期にクライド・バローに微笑みかける。なんとも美しい愛である。
 私は、映画『俺たちに明日はない』が大好きである。たまに自宅で体を休める日を作った時などに思い出したように観賞している。ストーリーも美しいが、服装や車等々、細部に気を使っていることが分かる。英語の勉強にもなる。銀行強盗を繰り返す彼らには追手(警察)が迫り、状況が日増しに悪化していく。だんだん安らげなくなっていく。そんな極限の状況で、様々な葛藤がありながらも、二人は愛し合っている。
 どんな状況においても、自分の軸がしっかりしていれば、幸せになれるのである。換言すれば、幸せは自分で見つけるものである。

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