芸術的経営者を追求する、江幡公認会計士税理士事務所の心のブログ

Singaporeでの生活で学んだこと

 JICPAの某基金による海外派遣の機会を頂いて、一週間ほどシンガポールに滞在した。ほぼ同年代の他の10名の公認会計士の先生方と寝食をともにし、昼間は勉強や企業視察、夜は様々な見聞を深めた。
 私は副団長という立場もあったので、とにかく、何事も積極的にやろうと決めていた。昼間の授業では単に座学に終始するのではなく、担当教授から何かを引き出そうと考えていた。企業視察においても、シンガポリアンに積極的に質問し、本音みたいなものを引き出そうと考えていた。
 そんなこんなで過ごしていたわけだが、前半はシンガポールに関する「誤解」をしていたように思えるし、後半はその「誤解」が少し解けたように思える。私はどうしてもこういう方向に持っていかなくてはすまない性分なのだが、やはり、「人」は皆「同じ」面がある。どんなシステムの国でも同じ面がある。以下、五月雨式だが、誤解に関するBefore・Afterを書き留めておく。変化が生じた理由は、やはり「人」である。シンガポリアンと会話をし議論をし、街を自分の目で見、ローカルの食堂で食事をして、YoutubeでLee Kuan Yewの動画を観たりしたことである。ちなみに、今回は3回目のシンガポールである。
【Before】
①シンガポールって国は確かにすごいけどそこで暮らす人々は幸せなの?
②相変わらず国全体がお台場みたいですぐに飽きそうだな。
③よく日本と比較されるけどなあ。
④そもそも日本とシンガポールはバックグランドが違うよね。やりすぎなんじゃないの?
【After】
①’何人だろうが幸せは自分で見つけている(例 海辺の芝生でピクニックをしたり凧あげをしたり)。
②’たしかにお台場的イメージが強いがそれだけではない。ちゃんと糊代を用意している。
③’シンガポールから学ぶ面もあるが日本もすごい。いや、日本の方が凄い面もある。
④’発展途上国がよくぞここまで頑張った。すごい。Lee Kuan Yewはやっぱすごい。
 何事も、ある一面だけをみて判断してはいけない。かならず誤解をする。誤解ほど空しいものはない。誤解は人間の成長を阻害する。やはり、いつも自然体で人や物事に接し、お互いにOPENにコミュニケーションをすることが大切である。この点、最後の夜は、たわいもないことも含めて、シンガポリアンと楽しく会話ができてよかった。
 そうそう。そのことに胡坐をかいてはいけないが、やはり日本は世界的に一目おかれている。これは、我々の先人達が築いてきたものがあまりにも大きかった証であろう。シンガポールでもしかりであった。日本人として、今後とも頑張っていきたいという決意を新たにした。
 最後に、やはり、人と寝食をともにし、何かを一緒にやる、という経験は何物にも代えがたい。特に今回のケースは、独立開業していなければ経験することができなかったであろう。今回出会った仲間とは何かしら縁があるのだろうから、今後もどこかで繋がっていくことだろう。

EBJ

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