2017年3月5日
依存は禁物
クライアントの社長と話をしていて教えて頂いたこと。
山岡壮八が書いた徳川家康の伝記を読むことを勧められたが、松下幸之助が読まなかった理由。
・そもそも家康にしかできないことが書いてある。
・参考程度に読めというのなら読むが、真似ろと言われても真似はできない。
・松下が家康のした通りやろうとしても失敗するだろうし、家康が松下のした通りにやろうとしても失敗するだろう。
自分の手本となる者を見つけるとよいという者がいるが、
仮に手本となる者が見つかったとしても、魂を売ってまで追いかける必要はない。
自分がその手本通りに出来ても出来なくても、一喜一憂する必要はない。
手本は一人である必要はない。
手本Aのaという面は素晴らしいので参考にしよう。
手本Bのbという面はよろしくないので反面教師にしよう。
手本Cのcという面は全ての手本の中でも優れている面なので優先しよう。
といった具合に捉えればよい。
特定の手本に心酔し過ぎる場合、それは「依存」である。
大切なのは、自分の頭が思考停止しないことだ。
最終的には、自分で考え、自分で決定することだ。