2010年12月4日
永平寺第78代貫首 宮崎亦保禅師の悟り(再)
人間はいつ死んでもいいと思うのが悟りだと思っていた。
ところが、それは間違っていた。
いつでも平気で生きていられるのが悟りだった。
自然は立派やね。
自然の法則を真似て、人間は暮らす。
時が来たならば、ちゃんと花を咲かせ、
そして、黙って、褒められても、褒められなくても、
すべきことをして、黙って去っていく。
それが実行であり、教えであり、真理だ。
平気で生きておることは難しい。
死ぬときがきたら、死ねばいい。
それまで平気で生きていればいいのだ。
心に染みるお言葉です。泣けてきます。自分の両親や自分の祖父母、いや、世の中の中高年の方々を時には思ってみて下さい。きっと色々な事があったでしょう。他人の想像を絶することがあったでしょう。それでも日々生きているのです。どうせ何度も大きな壁にぶち当たるのだから、先を案じ過ぎず、いつもやりたいように行動すればよいと思います。