2009年12月28日
年賀状
年賀状(ねんがじょう)とは新年に送られる郵便葉書やカードを用いた挨拶状のことである。新年を祝う言葉を以ってあいさつし、旧年中の厚誼の感謝と新しい年に変わらぬ厚情を依願する気持ちを添えることが多い。親しい相手への場合などには近況を添える。日本では多く取り交わされ、日本に近い韓国、中国、台湾にも似た風習がある。欧米などではクリスマス・カードで新年の挨拶も済ませてしまうので、年賀状の文化はない。
1年以内に不幸(親族の死去)のあった家からは年賀状を出さない風習があり、その場合に年内に「喪中であるので年賀のご挨拶を遠慮する」旨の葉書を出すことがある。喪中の葉書を送ってきた人の家には年賀状を出さない方が良いとされているが、実際には年賀状を送っても失礼には当たらない。これは、喪中「欠礼」という言葉の示すとおり、「年賀の挨拶をお断りします」というよりは、「自分の家は今年は忌中なので年賀の挨拶ができなくて申し訳ありません」という意味だからである(昨今では喪中の家に年賀状を出すのは失礼という人もいる。一般的には寒中御見舞いのはがきを出すことが多い)。
今年2月に独立開業し、お世話になったほぼ全ての方々へ年賀状を出すこととしたため、年賀状の数は例年の4倍程度となった。自分自身が戴いて嬉しい年賀状は、「その人らしい気持ち」が伝わってくる年賀状であるため、出すのが遅くなっても、あえて手作りにした。電子メールが発達した今日でも、この手間をかけた作業を大事にしたい。むしろ、「手間をかけて年賀状を作る時間があるということに感謝をするべきである。」と思いつつ、年賀状を作成した。