2011年1月10日
ロング・コルネット
コルネットには、ジャズ・吹奏楽で使われるアメリカ式のロング・コルネットと、英国式ブラスバンドで使われるショート・コルネットに分類される。ロング・コルネットはよりトランペットに近く明るい音色で、マウスピースの形状はトランペット用とほとんど同じものを用いる。ヤマハは以前はロング・コルネットを製造していたが現在はショート・コルネットを製造している。
現在、トランペットをオーバーホールに出しているので、一時的にコルネットを吹いている。コルネットはトランペットと比べて唇により近いところに位置するため、アンブシュアを見直し調整するには、むしろ好都合かもしれない。おそらく、呼吸法とアンブシュアに問題があるためだと思うが、長年の癖で、高い音域を吹く時に、唇にかなり力が入ってしまい、唇が極めて固い状態になっている。これだと唇がうまく振動しないし、すぐにばててしまうことになる。アパチュアを大きめに調整し、腹に力を入れ、息が十分に楽器に入っていくように意識するようにしているのだが、長年の癖は非常に厄介である。
いずれにせよ、すべてのキーのメジャー・スケール、リップスラーなどを練習しながら、徐々に唇の力を抜いていこうと考えている。