2011年1月24日
クララ・シューマン
本日は、日頃から大変お世話になっていて、私のメンター的存在でもあるO氏(私のお客様にもなって頂きました)のクラシック音楽講座に参加した。最近の私は、音楽を再び「趣味」と言えるものにすることに力を入れており、2ヶ月連続の参加であったが、本日のテーマはロベルト&クララ・シューマン、シューマン夫妻だ。写真は、まるでT川Kリステルのような面持ちの、クララ・シューマンだ。そもそも私のクラシック音楽の好みは、交響曲については金管楽器が華やかでダイナミックな曲、ピアノ曲についてはおセンチな曲、といったところで、シューマンはノーマーク。小さい頃にトロイメライをピアノで弾いた位の位置づけであった。
ところが、ロベルト・シューマンはなかなかいい。綺麗な旋律なのだ。ところが、クララ・シューマンはもっといい。男性のロベルトよりもスケールが大きく感じられるし、旋律も美しい。特に、「4つの束の間の小品」。O氏によれば、19世紀前半は、女性が男性を差し置いて音楽で前面に出てくるような時代ではなかったそうだ。その時代背景の中でシューマン夫妻も例外ではなく、ロベルトはクララに対し、作曲活動をやめるよう指示をしたそうだ。といっても、クララはピアニストとしてヨーロッパを席巻するほどの名声をあげており、ロベルトの何倍も稼いでいたそうだ。
私は正規の音楽教育を受けていないので、音楽は感覚で聴いているのだが、プロの音楽家に言わせれば、それでよいのだそうだ。Y売交響楽団でコントラバス奏者をやっている高校時代の後輩I君はそう言っていた。ただし、生の一流の音楽を聴けとも言っていた。その点本日は、ピアニストであるO氏の奥様の生演奏を聴けたのだから、素晴らしい。今後、ロベルトもさることながら、クララさんの作品を聴きこんでみようと思う。ちなみに、JAZZは西洋音楽とかアフリカ音楽とかラテン音楽が融合した音楽と称されるが、本日聴いたロベルト・シューマンの交響曲第1番の中で、「これはJAZZのアドリブにも使えるな。」というフレーズがあった。その点も非常に興味深い。