芸術的経営者を追求する、江幡公認会計士税理士事務所の心のブログ

趣味について

 Wikiによると、趣味とは、『1.人間が自由時間(生理的必要時間と労働時間を除いた時間、余暇)に、好んで習慣的に繰り返しおこなう事柄やその対象のこと。道楽ないしホビー(英:hobby)。 』とある。一方、『2.物の持つ味わい・おもむき(情趣)を指し、それを観賞しうる能力(美しいものや面白いものについての好みや嗜好)のこと(英:taste)。・・・。 』ともある。1.だとちょっと深度に欠ける感じがするが、2.を前提に1.であるとするならば、趣味とは、『ある対象の持つ味わい・趣きを鑑賞し、また、好んで習慣的に繰り返し行う、その対象である。』ということができるだろう。
 私の趣味の一つは古い車。最近は比較的に時間的余裕があったので、趣味実現の場でもありクライアントでもある某ガレージに入り浸ることが多かった。そこには、某ガレージ代表はもちろんのこと、かなり個性的な人たちが出入りする。ふら~っと来てはお茶を飲みながら、車談義や冗談を言って、笑いが絶えない。ただ、一つ言えるのは、その某ガレージに出入りする人たちは、『自分一人ピンの仕事を持ち、自分軸を持っている。』ということである。善し悪しの問題ではなくて、ほとんど自営業の人たちである。靴製造販売業、内装業、電気工事業等々、(もちろん他人の力は借りるが)自分の仕事を持ち、維持している。そして、その上で、古い車を趣味としている。なので、彼らの興味の対象は、車オンリーではない。時間をもてあまして車を流す、なんてことはしない。車はあくまで趣味。しかし、とても大切にしている。
 私がまだ会社勤めだった頃もこの某ガレージに出入りしていたが、実は、彼らに対し、一種の憧れがあった。「自由ほど厳しいものはない。」という言葉があるくらい、自営業は生易しいものではないだろう。いろいろな問題もあるだろう。しかし、某ガレージに来ると、なんだか生き生きとして見える。こうした人と人のつながりがあるのも趣味の一環である。趣味とは、人生を豊かにするものである。

EBJ

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